静岡県西部医療圏におけるてんかん診療地域連携システム―Epi Passportの導入―

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  • Comprehensive Communication System of Epilepsy Care in the Western Medical Service Area of Shizuoka -Introduction of the Epi-passport-

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抄録

てんかん診療にはトランジション(キャリーオーバー)、書類、救急対応問題等が存在し病診連携構築は難しい状況にある。静岡県西部医療地区てんかん地域連携を導入していくためにてんかん診療情報共有ツール(Epi Passport)配布を開始した。2014年12月から聖隷浜松病院てんかんセンターでEpi Passportを患者に配布開始。Epi Passportとは「患者-プライマリー医療機関-当院」間で情報を共有するツールである。共有内容は発作の有無、薬物調整のみである。複雑な書類作成、発作時対応などは当院で行う。現在まで87冊発行している。86人はスムーズにプライマリー診療機関に移動できた。1例のみてんかん専門医受診に固執があり現在も継続診療している。Epi Passport導入を開始し患者、プライマリー診療医との連携ができ始めた。継続し静岡県西部医療地区のてんかん診療状況改善を行っていく。

収録刊行物

  • てんかん研究

    てんかん研究 33 (1), 20-27, 2015

    一般社団法人 日本てんかん学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (2)*注記

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