書誌事項
- タイトル別名
-
- A Case of Small Bowel Obstruction Due to Intramesosigmoid Hernia
この論文をさがす
抄録
症例は42歳男性,手術歴なし.腹痛を主訴に他院受診し,イレウスの診断にて当院紹介となった.注腸後にイレウス管造影を行い,S状結腸近傍に小腸の狭窄像を認めた.このため,S状結腸間膜内ヘルニアを最も疑い,手術を施行した.腹腔鏡下で手術開始し,S状結腸間膜内に嵌入した小腸を認めたが,腹腔鏡下での整復が困難であったため,小開腹にてヘルニアを整復した.腸管血流は良好であり,ヘルニア門を縫合閉鎖し,手術を終了した.術後経過は良好で術後第9病日に軽快退院した.S状結腸間膜内ヘルニアは稀な疾患であり,今回,イレウス管造影,注腸造影が術前診断に有用であったS状結腸間膜内ヘルニアの1例を経験したので文献的考察を加えて報告する.
収録刊行物
-
- 日本外科系連合学会誌
-
日本外科系連合学会誌 39 (4), 787-790, 2014
日本外科系連合学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282679320925440
-
- NII論文ID
- 130005094966
-
- ISSN
- 18829112
- 03857883
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可