-
- 錦見 浩司
- アジア経済研究所
書誌事項
- タイトル別名
-
- Japan-Korea I-O Table and Trade Balance
抄録
日韓両国は歴史的・文化的にもつながりは強いが,経済的な依存性は現在どのようになっているのであろうか。アジア経済研究所の推計になる1985年の日韓I-O表はこの両国の結びつきを初めて数量的に究明した。例えば日本は農林水産物,繊維製品,化学製品,金属製品等の生産で韓国に依存しており,韓国は化学,金属,一般機械,電気機械,輸送機械等主に重化学工業の生産の面で日本に依存している。さらに興味あるのは韓国の成長を支えた輸出製品はその対日依存度が極めて高く,韓国の国際競争力は日本のそれをうまく取り込むかたちで強化されてきたことである。以下その詳細を両国の構造的依存性の立場から跳めてみよう。
収録刊行物
-
- Input-Output Analysis
-
Input-Output Analysis 3 (1), 26-33, 1992
環太平洋産業連関分析学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001205233224576
-
- NII論文ID
- 130005095460
-
- ISSN
- 21873208
- 13419803
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可