特発性間質性肺炎の終末期における理学療法と緩和ケア

書誌事項

タイトル別名
  • Palliative Care and Physical Therapy in the Terminal Care of Idiopathic Interstitial Pneumonia
  • トクハツセイ カンシツセイ ハイエン ノ シュウマツキ ニ オケル リガク リョウホウ ト カンワ ケア

この論文をさがす

抄録

〔目的〕終末期の特発性間質性肺炎(以下,IIPs)患者への理学療法士の関わりについて,PT介入の役割と終了時期を検討することである.〔対象〕IIPs急性増悪により死亡した12例とした.〔方法〕理学療法(以下,PT)の経過・実施内容,患者・家族の希望内容,医師の治療内容・経過,患者の意思決定の可否,緩和ケアの説明の有無を調査した.〔結果〕PT介入は4例で再悪化時に,残りの8例で再々悪化時に中止となった.PT内容に患者・家族希望を反映できたのは3例であった.〔結語〕終末期のIIPs患者に対する理学療法士の役割は,短期間に患者と家族の精神状態を把握し,終了時期まで症状緩和に向けた的確なADL変更をすることである. <br>

収録刊行物

参考文献 (10)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ