変体仮名のこれまでとこれから 情報交換のための標準化

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タイトル別名
  • The past, present, and future of hentaigana : Standardization for information processing
  • ヘンタイ カナ ノ コレマデ ト コレカラ : ジョウホウ コウカン ノ タメ ノ ヒョウジュンカ

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抄録

変体仮名は平仮名の異体字であるが,現代の日常生活ではほとんど用いられていない。しかし,1947年以前には命名に使われ,戸籍など行政実務において変体仮名の文字コード標準化のニーズがある。一方,日本語文字・表記史や日本史学の学術用途においても,変体仮名をコンピューターで扱うニーズがある。そこで,活版印刷やデジタルフォントから集字し,学術情報交換用変体仮名セットを選定した。このセットには,変体仮名の機能的使い分けを表現するため,同字母異体も収録した。行政用途の変体仮名と合わせ,2015年10月にISO/IEC 10646規格への追加提案を予定している。

収録刊行物

  • 情報管理

    情報管理 58 (6), 438-446, 2015

    国立研究開発法人 科学技術振興機構

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