空洞が生じたコンクリート舗装のFWDによる力学的挙動評価

  • 河村 直哉
    港湾空港技術研究所 構造研究領域空港舗装研究チーム
  • 森川 嘉之
    港湾空港技術研究所 構造研究領域空港舗装研究チーム
  • 加藤 絵万
    港湾空港技術研究所 構造研究領域構造研究チーム
  • 坪川 将丈
    国土交通省関東地方整備局 横浜港湾空港技術調査事務所

書誌事項

タイトル別名
  • EVALUATION OF EFFECT OF CAVITY ON MECHANICAL BEHAVIOR OF CONCRETE PAVEMENT BY USING FWD

抄録

本研究では,コンクリート版下に模擬空洞を有する無筋コンクリート舗装において,繰返し走行荷重に伴う舗装の力学的挙動の変化をFWD (Falling Weight Deflectometer)を用いて把握した.その結果,新設のコンクリート舗装では,空洞の存在によるたわみや版下面の最大引張ひずみの増加比率は,目地縁部の方が版中央部よりも大きいこと,繰返し走行により空洞を設けたコンクリート版の目地縁部下面にひび割れが生じること等を示した.これらの結果に基づくと,目地縁部の空洞は,版中央部の空洞よりも舗装の健全性に及ぼす影響が大きい可能性が示唆された.

収録刊行物

参考文献 (3)*注記

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