書誌事項
- タイトル別名
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- ENVIRONMENTAL VARIATION OF SEDIMENT TRANSPORT DUE TO TSUNAMI AROUND DETACHED BREAKWATERS
抄録
東日本大震災津波により仙台海岸において漂砂環境が変化している.同海岸における津波発生後の漂砂環境の実態を明らかにするために空中写真を用いた解析を行った.津波発生後,汀線は大きく後退しており離岸堤背後のトンボロが消失した.2009年から現在に至る空中写真から汀線を抽出し,経験的固有関数法による解析を行った.第一成分と第二成分の寄与率の合計は70%を超えており,支配的な成分であるといえる.第一成分は岸沖漂砂,第二成分は沿岸漂砂に起因すると考えられる.岸沖漂砂に起因する成分は津波発生前後で大きな汀線変動の変化はみられなかったが,沿岸漂砂に起因する成分は離岸堤周辺で変化がみられた.この変化があった沿岸漂砂について,汀線変動を抽出することで津波発生前後において沿岸漂砂の変化について評価した.
収録刊行物
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- 土木学会論文集B3(海洋開発)
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土木学会論文集B3(海洋開発) 71 (2), I_647-I_652, 2015
公益社団法人 土木学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680329298816
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- NII論文ID
- 130005097576
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- ISSN
- 21854688
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可