「観光防災」のための災害図上訓練の試行的実施と避難誘導における課題に関する検討

  • 櫻庭 郁巳
    (独)函館工業高等専門学校 専攻科
  • 永家 忠司
    (独)函館工業高等専門学校 社会基盤工学科
  • 宮武 誠
    (独)函館工業高等専門学校 社会基盤工学科
  • 川村 怜音
    (独)函館工業高等専門学校 社会基盤工学科

書誌事項

タイトル別名
  • INVESTIGATION AND AWAITING SOLUTION OF DISASTER IMAGINATION GAME FOR EVACUATION OF TOURISTS

抄録

東日本大震災以来,災害発生時の防災に対する認識が高まりつつある中,国土強靭化としてハード面・ソフト面における様々な研究や取り組みがなされている.しかし,地域住民に対する防災対策は十分に行われていても,その地を訪れる観光客への対策は未だ不十分である.函館市は北海道有数の観光都市であるのと同時に主要な観光地が津波浸水区域に位置している状況にある.本研究は,「観光防災」に着目し,過去に浸水被害を受けた西部地区を対象としたGISによる各種情報(地理情報,施設属性,標高など)を用いた観光防災用のDIG(災害図上訓練)を開発し,試行的に実施した.その結果,明らかになった避難所想定混雑状況を,GISおよびSpace Syntax理論を用いて詳細に分析を行うことで,横方向の仕組みづくりの重要性を提案した.

収録刊行物

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (1)*注記

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