強震動予測および歩行実験に基づく津波避難困難地域の評価―和歌山県串本町を例として―

• 秦 吉弥

  大阪大学 大学院工学研究科

• 湊 文博

  大阪大学 大学院工学研究科

• 常田 賢一

  大阪大学 大学院工学研究科

• 小山 真紀

  京都大学 大学院医学研究科

• 鍬田 泰子

  神戸大学 大学院工学研究科

• 山田 雅行

  (株)ニュージェック 技術開発グループ

書誌事項

タイトル別名

• EVALUATION OF DIFFICULT AREA FOR TSUNAMI EVACUATION IN KUSHIMOTO TOWN, WAKAYAMA PREFECTURE, JAPAN, BASED ON STRONG MOTION PREDICTION AND WALKING EXPERIMENT

抄録

和歌山県串本町では，南海トラフ巨大地震の発生によって，強震動の作用のみならず，本震発生数分後に巨大津波の来襲が予想されている．本稿では，串本町の津波来襲予想地域における強震動予測地点(525地点)から指定避難場所までの歩行所要時間に関する計測実験を行うことで避難歩行時間を評価した．そして，避難余裕時間もしくは避難困難度に基づく二つの手法を用いて津波避難困難区域の評価を行った．両手法を津波来襲予想地域に適用した結果，北東部の埋立地が津波避難困難区域として抽出された．さらに両手法を用いて，津波避難施設が北東部の埋立地に今後新設された場合の減災効果についても言及した．

収録刊行物

• 土木学会論文集B3（海洋開発）

  土木学会論文集B3（海洋開発） 71 (2), I_671-I_676, 2015

  公益社団法人 土木学会

キーワード

• strong motion
• tsunami
• time management
• walking experiment
• tsunami evacuation facility

詳細情報

• CRID: 1390001205352589952
• NII論文ID: 130005097579
• DOI: 10.2208/jscejoe.71.i_671
• ISSN: 21854688
• HANDLE: 20.500.14094/90003291
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscejoe/71/2/71_I_671/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • IRDB
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可