巨大左房粘液腫の僧帽弁嵌頓によるショックに対し, 緊急経皮的心肺補助装置導入により救命しえた1例  [in Japanese]

Access this Article

Author(s)

Abstract

症例は40歳女性. 呼吸困難を主訴に救急搬送された. 来院時血圧138/80mmHg, 脈拍126/分, 呼吸30/分, SpO2 85%であったが, 来院直後に血圧低下, SpO2 60%に低下し, 意識レベルが低下した (JCS300). 心電図は洞調律, 胸部単純写真で著明な肺うっ血, 心臓超音波検査で左房内に巨大な可動性腫瘤を認め, 拡張期に僧帽弁に嵌頓していた. 左房内腫瘤の僧帽弁嵌頓と診断, 直ちに経皮的心肺補助装置を導入し, 循環動態を安定させ, 左房腫瘤摘出及び憎帽弁形成術を施行した. 腫瘤は卵円孔を付着部とした8×7×5cm大の粘液腫であった. 術後速やかに肺うっ血は改善し, 翌日には人工呼吸器を離脱可能となり, 合併症なく経過した. 巨大左房粘液腫の僧帽弁嵌頓によるショックに対し, 緊急経皮的心肺補助装置導入により救命しえた症例を経験したため報告する.

Journal

  • Shinzo

    Shinzo 46(SUPPL.2), S2_49-S2_49, 2014

    Japan Heart Foundation

Codes

Page Top