P4-004 CDK4/6阻害薬palbociclibによる細胞周期静止は滑膜線維芽細胞に選択的な長期間の細胞周期静止をもたらす  [in Japanese]

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Author(s)

    • 細矢 匡
    • 東京医科歯科大学 膠原病・リウマチ内科
    • 南 朋子
    • 東京医科歯科大学 膠原病・リウマチ内科
    • 上阪 等
    • 東京医科歯科大学 膠原病・リウマチ内科

Abstract

【背景】CDK4/6阻害薬palbociclibはコラーゲン誘導関節炎(Collagen induced arthritis: CIA)に高い有効性を示したが高用量で血球減少を生じた.乳癌患者の臨床試験でも高度の血球減少が観察されたため,抗リウマチ薬への応用にはより副作用の少ない投与方法が求められる.本研究はpalbociclibの効果に細胞特異性があることを示し副作用を軽減しうる投与方法を見出すことを目的とする.【方法】Palbociclib暴露後の細胞のDNA合成能を定量し,細胞周期比率の変動をFACSで解析した.CDK4/6の標的蛋白であるRb蛋白のリン酸化を経時的にWestern blottingで追跡した.DBA1/Jマウスを用いてpalbociclibの連日投与と間欠投与の血球細胞への影響を末梢血球数で比較した.【結果】24時間のpalbociclibへの暴露後,DNA合成再開に要する時間はPBMCで1日,RASFsで7日と細胞種によって異なっていた.またPBMCでは4時間後にRb蛋白のリン酸化が回復したが,RASFsでは72時間を超えて抑制が持続していた.マウスへの100mg/kgの連日投与は赤血球,好中球の減少をもたらしたが,週4日の投与ではいずれも観察されなかった.【考察】Palbociclib暴露後に細胞周期再開遅延と,Rb蛋白のリン酸化抑制の持続が観察されたが,持続時間はPBMCよりRASFsで長時間であり,元来の増殖速度や薬剤のクリアランスに依存すると考えられた.間欠投与法はRASFsの増殖抑制作用を維持し,血球毒性を軽減する可能性があると期待される.

Journal

  • Japanese Journal of Clinical Immunology

    Japanese Journal of Clinical Immunology 38(4), 330b-330b, 2015

    The Japan Society for Clinical Immunology

Codes

  • NII Article ID (NAID)
    130005104645
  • Text Lang
    JPN
  • ISSN
    0911-4300
  • Data Source
    J-STAGE 
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