長尺光学ストランドセンサを用いた道路橋RC床版の疲労損傷度評価手法に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • STUDY ON A METHOD OF EVALUATING FATIGUE DAMAGE FOR RC BRIDGE DECK SLAB USING LONG BASIS OPTICAL STRAND SENSORS

抄録

本研究は,道路橋上を走行する交通荷重により発生するRC床版下面のひずみ挙動を,長尺光学ストランドセンサを用いて計測し,その平均ひずみ波形からRC床版の疲労損傷度を評価する手法を示した.実験では,条件の異なる3種類のRC床版供試体を対象とした輪荷重走行試験を行った.その結果,(1)センサにより得られる橋軸直交方向の平均ひずみ振幅,(2)橋軸方向の平均ひずみ振幅を橋軸直交方向の平均ひずみ振幅で除した平均ひずみ振幅比,(3)時間軸上における平均ひずみ振幅比の変化点がRC床版の疲労損傷度評価指標と成り得ることを見出した.さらに,疲労損傷が詳細に調査されている実橋のRC床版にセンサを設置し,本手法の妥当性・適用性を検証したところ,現場での疲労損傷と整合する結果を得た.

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