コンタクトスポーツ選手における鏡視下Bankart修復術後のスポーツ復帰
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抄録
コンタクトスポーツ選手の外傷性肩関節前方不安定症に対する手術治療は,その再脱臼率の高さなどから一定の見解が得られておらず,スポーツ復帰についても明らかではない.本研究は,術後1年以上経過観察可能で,電話インタビュー可能であった26例26肩を対象とし,Bioknotless suture anchorを用いた修復術10例(B群)とDAFFもしくはTAFF法での修復術16例(D群)の術後成績を比較した.JSS不安定症スコアの平均は,B群では術前57点から91点へ,D群では53点から93点へ両群とも有意に改善した.術後平均外旋制限や等尺性筋力には,両群間で有意差は認めなかった.術後再脱臼はB群で1例,D群でTAFF法を行った2例に認めた.スポーツ復帰状況は,完全復帰がB群の2例に対しD群は8例でD群の方が良好であった.
収録刊行物
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- 肩関節
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肩関節 39 (3), 631-633, 2015
日本肩関節学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679735958528
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- NII論文ID
- 130005110678
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- ISSN
- 18816363
- 09104461
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可