地方都市における都市スポンジ化の実証的研究-建物開発・滅失・空き家状況の視点から-

書誌事項

タイトル別名
  • REALITY OF “SPONGY URBAN AREA” IN LOCAL CITY: BASED ON SITUATION OF DEVELOPMENT AND LOSS, VACANT HOUSE
  • REALITY OF “SPONGY URBAN AREA” IN LOCAL CITY: BASED ON SITUATION OF DEVELOPMENT AND LOSS, VACANT HOUSE

抄録

本研究では,都市内部に空き地や空き家が多孔質状に発生する都市スポンジ化の実態を,人口が減少する地方都市の全域及び都市整備手法に着目して把握した.主な分析の結果,1)人口が減少する一方で,都市全体でみると郊外化が進んでいる,2)地方都市の中心部と郊外縁辺部で都市スポンジ化が相対的に高く発生している,3)わが国の多くを占めるスプロール市街地は,相対的に世帯が減少しやすく,都市スポンジ化が顕在化する可能性が高い.特に,利用意向もなく空き家を放置する形で衰退する特徴がある(使い捨て市街地),その一方で,4)土地区画整理事業の実施地域は,土地の流動性が高く,循環しながら活用される傾向にあること(リサイクル市街地)等が,統計分析や現地調査から明らかになった.

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参考文献 (1)*注記

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