粒子-流体連成の直接数値計算モデルを用いたHole Erosion Testの2次元シミュレーション

  • 藤名 瑞耀
    京都大学大学院 農学研究科地域環境科学専攻
  • 福元 豊
    長岡技術科学大学 工学研究科環境社会基盤工学専攻
  • 村上 章
    京都大学 農学研究科地域環境科学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • 2D DIRECT NUMERICAL SIMULATION OF HOLE EROSION TESTS BY PARTICLE-FLUID COUPLED MODEL

抄録

土壌の内部侵食は観察が難しい現象であるため,数値シミュレーションによって現象の理解と予測をすることが有用となる.本研究では浸透流によるConcentrated leak erosionに焦点を当て,固体粒子の計算手法であるDEM(個別要素法)と流体の計算手法であるLBM(格子ボルツマン法)を組み合わせ,土と水のミクロな挙動を同時に解いた.Wan and FellのHET(Hole Erosion Test)を参考にした二次元モデルを作成し,浸透流を発生させて粒子の流出を観察した.勾配を変えながら繰り返し計算を行い,侵食に関する各パラメータを算出して既往の実験やHETを模擬したシミュレーションとの比較・検討を行った.固体粒子の取り扱いに関して新たな条件を導入したことで,従来に比べてより実験に近いシミュレーションを行うことができた.

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参考文献 (16)*注記

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