オンライン熟議実験を用いた木質バイオマスの利活用を巡るステークホルダーの態度変容分析

書誌事項

タイトル別名
  • Stakeholders' Attitudes Change on Wood Biomass Utilization by Online Deliberation
  • オンライン ジュクギ ジッケン オ モチイタ キシツ バイオマス ノ リ カツヨウ オ メグル ステークホルダー ノ タイド ヘンヨウ ブンセキ

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抄録

本研究では,インターネットを用いたオンライン実験により,木質バイオマスの利活用について,上流(供給)から下流(需要)までのステークホルダー34人が,3回の専門知の提供を受けながら2週間をかけて熟議を行った.得られた知見は以下のとおりである.1) 総論としての木質バイオマス利活用に対する賛否については,熟議を経て賛成が若干増加した.2) 今後の関与意向については,中間・需要側では,現在以上の負担や手間をかけてもよいという層と協力できないと回答した層に分かれ,供給側では,コストが増えることは許容できないが採算がとれるなら協力するという姿勢が増えている.3) 本実験の効果については,多数の参加者が意見をうまく表明できたと考え,自主的な情報収集や参加者間での相互作用が起きている.

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