ウツタイン統計データ入力の実態とエラー発生との関連:―消防本部へのアンケートによる調査― Relationship between data input and occurrence of errors in the utstein-style registry of out-of-hospital cardiopulmonary arrest

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抄録

<b>目的</b>:ウツタイン統計データにおけるエラー発生の原因を検討するため,消防本部へのアンケート調査を実施した。<b>方法</b>:茨城県内25消防本部に質問票を送付し,ウツタイン統計データ入力のシステムやデータチェック体制,救急隊員への教育状況などを調査した。また,同データの消防本部別エラー件数を求め,各質問への回答結果により層別化したエラー発生率を比較した。<b>結果</b>:全消防本部より回答を得た。データ入力のシステムは消防庁オンラインシステム,同オフラインシステム,独自システムの3種に分かれ,独自システムは救急に特化しない市販パッケージがほとんどであった。データ入力者は出動隊員が80%を占めたが,データの確認や修正への対応,入力の参考資料の使用状況,隊員への教育状況等に消防本部間で差がみられた。エラー発生率は入力システム,データ管理者によるチェックの有無,資料活用の有無との関連が認められた。<b>結論</b>:エラー発生に関わる要因が示唆され,それらの改善が必要と考えられる。

収録刊行物

  • 日本臨床救急医学会雑誌

    日本臨床救急医学会雑誌 19(1), 52-59, 2016

    一般社団法人 日本臨床救急医学会

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    130005129040
  • NII書誌ID(NCID)
    AA1124939X
  • 本文言語コード
    JPN
  • ISSN
    1345-0581
  • NDL 記事登録ID
    027148377
  • NDL 請求記号
    Z74-B645
  • データ提供元
    NDL  J-STAGE 
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