TerraSAR-X画像の建物一棟ベース・解析区画ベース解析の融合による津波被災地の建物流失被害の把握

• 郷右近 英臣

  東京大学生産技術研究所

• 越村 俊一

  東北大学災害科学国際研究所

• 松岡 昌志

  東京工業大学大学院総合理工学研究科

書誌事項

タイトル別名

• Integration of Building Unit Based and Zonal Based Approaches to Detect Washed-away Buildings in a Tsunami Affected Area Using TerraSAR-X Data

抄録

本研究では、2011年の東北地方太平洋沖地震津波の被災地において、津波被災前後の高分解能合成開口レーダ（TerraSAR-X）画像を使用し、建物一棟毎と解析区画の2スケールの変化を利用した新しい建物被害把握手法を開発した。両手法の融合には、機械学習のDecision tree法(C4.5)を適用した。構築した建物被害分類手法の検証を宮城県仙台市において実施したところ、総合精度91.0％、カッパ係数0.82が得られ、その有効性を確認することができた。

収録刊行物

• 日本地震工学会論文集

  日本地震工学会論文集 16 (3), 3_147-3_156, 2016

  公益社団法人 日本地震工学会

キーワード

• 津波
• 合成開口レーダ
• 建物被害

詳細情報

• CRID: 1390282680334403200
• NII論文ID: 130005133029
• DOI: 10.5610/jaee.16.3_147
• ISSN: 18846246
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jaee/16/3/16_3_147/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可