<b>接触酸化法における芳香族化合物含有排水の処理 </b>

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タイトル別名
  • Using Contact Oxidation for the Treatment of Wastewater Containing Aromatic Compounds
  • 接触酸化法における芳香族化合物含有排水の処理
  • セッショク サンカホウ ニ オケル ホウコウゾク カゴウブツ ガンユウ ハイスイ ノ ショリ

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抄録

芳香族化合物を含む排水の高濃度,高負荷処理を可能にするため,付着担体を用いた生物膜法(接触酸化法)による処理性能を評価した.従来の活性汚泥法と比べ,フェノール濃度1,500㎎/L,クレゾール濃度1,000㎎/L各々に対する除去速度が3倍以上に増大し,また,クレゾール濃度1,500㎎/Lにおいては,耐性に優位性が見られた.芳香族化合物を含む化学工場排水を使用した連続試験において,単位時間・容積あたりのCODCr (Chemical Oxygen Demand:化学的酸素要求量)除去量約6.5㎏/m3/dの高負荷処理が 約50日間にわたって可能であることを実証した.この優位性の要因を微生物の遺伝子解析により考察した 結果,本法により菌叢が大きく変化し,Alcaligenes属が選択的に増殖していることがわかった.さらに,13Cで標識したフェノールを用いた処理試験により,フェノール除去性能に大きく寄与している微生物種がAlcaligenes 属であることを見出した.

収録刊行物

  • 環境技術

    環境技術 44 (12), 667-675, 2015

    環境技術学会

参考文献 (5)*注記

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