書誌事項
- タイトル別名
-
- Influences of Vitamin D Restriction on Alkaline Phosphatase Activity in Rats Fed a High-fat Diet
- コウシボウショク セッシュ ラット ニ オケル ビタミン D セイゲン ガ アルカリホスファターゼ カッセイ ニ オヨボス エイキョウ
この論文をさがす
抄録
高脂肪食におけるビタミンD制限によるアルカリホスファターゼ (ALP) 活性への影響について検討した。11週齢SD系雄ラットをコントロール食 (C) 群, ビタミンD制限食 (DR) 群, 高脂肪食 (F) 群, 高脂肪食でビタミンDを制限した食餌を与えた (FDR) 群の計4群に分けた。実験食開始28日後に, 大腿骨のALP活性は, DR群がC群と比べて有意に低値を示し, FDR群もF群と比べて有意に低値を示した。また, 十二指腸のALP活性においては, FDR群がF群と比べて有意に低値を示した。小腸ALPは, 腸内細菌由来のリポ多糖 (LPS) などを脱リン酸化して解毒していることが示唆されており, 高脂肪食摂取時におけるビタミンD制限が小腸ALP活性を低下させることにより, 腸内ホメオスタシスに影響を及ぼしている可能性が考えられた。
収録刊行物
-
- 日本栄養・食糧学会誌
-
日本栄養・食糧学会誌 69 (2), 57-63, 2016
公益社団法人 日本栄養・食糧学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001206292717440
-
- NII論文ID
- 130005144761
-
- NII書誌ID
- AN00311992
-
- ISSN
- 18832849
- 02873516
-
- NDL書誌ID
- 027308402
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可