脂質輸送タンパク質による細胞内脂質輸送機構の最前線  [in Japanese]

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生体膜の主要な構成成分である脂質は多様性に富んでおり,真核細胞では1,000種類以上もの脂質が存在するといわれている.これらの脂質は細胞内に一様に存在しておらず,各オルガネラ膜に特徴的な脂質組成を有する.このような脂質の偏在性は,各オルガネラに特徴的な脂質代謝系とオルガネラ間の脂質輸送によって形成されており,そのうち細胞内脂質輸送は「輸送小胞による脂質輸送」と「脂質輸送タンパク質による脂質輸送」の大きく2つに分けられる.これまでに,脂質輸送タンパク質が脂質代謝,小胞輸送,細胞内シグナル伝達など様々な細胞現象を制御していることが分かってきている.一方,脂質輸送タンパク質の多くが,どのように脂質を適切な場所に運び,脂質を受け渡すのか,その詳細なメカニズムは不明な点が多く残されている.本稿では,脂質輸送タンパク質とその細胞内脂質輸送機構について,我々がこれまでに研究してきたビタミンE輸送タンパク質の解析結果を中心に紹介する.

Journal

  • Farumashia

    Farumashia 50(4), 290-294, 2014

    The Pharmaceutical Society of Japan

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