Heat shock factor1のエネルギー代謝制御という新たな役割

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抄録

エネルギー代謝の不均衡は生体に様々な悪影響を及ぼす.特に,摂取エネルギーの過多は肥満や糖尿病,心疾患などのリスク要因となるため適切なエネルギー消費が健康維持のためには重要である.エネルギー消費には様々な環境要因が関連し,特に温度や運動はエネルギー消費に影響する重要な環境要因であることが古くから知られている.しかし,環境要因とエネルギー代謝を結び付けている分子機構については,いまだ十分な理解を得ていない.本稿では環境ストレスに対応する転写因子として知られるheat shock factor1(HSF1)が環境要因とエネルギー代謝を結び付ける重要なセンサータンパク質であることを明らかにしたMaらの論文を紹介する.<br>なお,本稿は下記の文献に基づいて,その研究成果を紹介するものである.<br>1) Ma X. <i>et al</i>., <i>Cell Metab</i>., 22, 695-708 (2015).<br>2) Akerfelt M. <i>et al</i>., <i>Nat. Rev. Mol. Cell Biol</i>., 11, 545-555 (2010).<br>3) Minsky N., Roeder R. G., <i>Proc. Natl. Acad. Sci. U.S. A</i>., 112, E5669-5678 (2015).

収録刊行物

  • ファルマシア

    ファルマシア 52(6), 563-563, 2016

    公益社団法人 日本薬学会

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