歴史時代に噴出した同一火山由来の軽石層の同定：

• 生田 正文

  JX金属探開株式会社

• 丹羽 正和

  日本原子力研究開発機構東濃地科学センター

• 檀原 徹

  株式会社京都フィッション・トラック

• 山下 透

  株式会社京都フィッション・トラック

• 丸山 誠史

  株式会社京都フィッション・トラック

• 鎌滝 孝信

  秋田大学地域創生センター

• 小林 哲夫

  鹿児島大学大学院理工学研究科（理学系）

• 黒澤 英樹

  応用地質株式会社

• 國分（齋藤） 陽子

  日本原子力研究開発機構東濃地科学センター

• 平田 岳史

  京都大学大学院理学研究科地球惑星科学専攻 現所属：東京大学大学院理学系研究科附属地殻化学実験施設

書誌事項

タイトル別名

• Identification of pumice derived from historic eruption in the same volcano:
• 歴史時代に噴出した同一火山由来の軽石層の同定 : 宮崎平野で見出された桜島文明テフラの例
• レキシ ジダイ ニ フキダシタ ドウイツ カザン ユライ ノ カルイシソウ ノ ドウテイ : ミヤザキ ヘイヤ デ ミイダサレタ サクラジマ ブンメイ テフラ ノ レイ
• Identification of pumice derived from historic eruption in the same volcano: case study for Sakurajima-Bunmei Pumice in the Miyazaki Plain
• Case study for the Sakurajima-Bunmei tephra in the Miyazaki Plain
• 宮崎平野で見出された桜島文明テフラの例

抄録

既往文献の火山ガラス屈折率データからは識別が困難であった桜島の歴史時代の噴火（文明，安永，大正）軽石について，本研究では火山ガラスの水和部と未水和部とを区別して屈折率測定を行い，斜方輝石の屈折率も含めてそれぞれの軽石に違いがあることを見出した．一方，宮崎平野南部で掘削したコアに含まれる軽石濃集層に対して鉱物組成分析，火山ガラスの形態分類や屈折率測定，斜方輝石の屈折率測定，および炭質物の放射性炭素年代測定を行い，本研究による歴史時代の桜島噴火起源の軽石の分析と比較した．また，それぞれの火山ガラスについてレーザーアブレーション誘導結合プラズマ質量分析法による主成分・微量元素同時分析を行った．その結果，軽石濃集層は桜島文明テフラに対比されることが判明した．桜島文明テフラは，軽石の状態で宮崎平野南部まで到達していた可能性が高い．

収録刊行物

• 地質学雑誌

  地質学雑誌 122 (3), 89-107, 2016-03-15

  一般社団法人 日本地質学会

キーワード

• tephra
• hydration
• refractive index
• chemical composition
• Sakurajima volcano

詳細情報

• CRID: 1390001206239551232
• NII論文ID: 130005158299
• NII書誌ID: AN00141768
• DOI: 10.5575/geosoc.2016.0003
• ISSN: 13499963
• ISSN: 00167630
• NDL書誌ID: 027265221
• Web Site: http://id.ndl.go.jp/bib/027265221
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I027265221
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/geosoc/122/3/122_2016.0003/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可