高速度撮影によるデジタル画像相関法を用いたCFRP引張破壊のひずみ速度依存性の評価

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タイトル別名
  • Evaluation of Strain Rate Dependent Tensile Fracture Behavior of CFRP with High-speed Imaging and DIC
  • コウソクド サツエイ ニ ヨル デジタル ガゾウ ソウカンホウ オ モチイタ CFRP ヒッパリ ハカイ ノ ヒズミ ソクド イソンセイ ノ ヒョウカ

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抄録

本研究では,異なるひずみ速度におけるCFRPの破壊挙動および破壊に至るまでの材料表面の大域的な変形挙動の把握を目的として,高速度撮影によるその場観察と、DIC (Digital Image Correlation)法によるひずみ分布変化の取得を試みることにより,その適用可能性を検討した.0°, ±45°, 90°で構成される試験片に対し,ひずみ速度依存性が生じる1.0×102s-1 から 5.0×102 s-1までの範囲における異なるひずみ速度で引張試験を行い,その破壊挙動を高速度撮影により観察可能であることを示した.その結果,引張強度と破断ひずみはひずみ速度依存性を示すが,観察された破壊挙動にひずみ速度の違いによる有意な差は計測されなかった.また,材料破壊直線までの高速度撮影結果にDICによるひずみ解析を適用する事により,材料の不均一性に起因した局所的なひずみの増大を測定可能であり,これによって破壊直前の供試体のひずみ分布と,最終的な破壊挙動を関連づけて評価可能となる事を示した.

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