腹膜透析カテーテル抜去に伴い生じた下腹壁動脈損傷に直視下止血術で対応した1例

書誌事項

タイトル別名
  • Successful surgical treatment of an inferior epigastric artery injury caused by Tenckhoff catheter removal : A case report
  • 症例報告 腹膜透析カテーテル抜去に伴い生じた下腹壁動脈損傷に直視下止血術で対応した1例
  • ショウレイ ホウコク フクマク トウセキ カテーテル バツキョ ニ トモナイ ショウジタ シタハラヘキ ドウミャク ソンショウ ニ チョクシ カ シケツジュツ デ タイオウ シタ 1レイ

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抄録

症例は85歳女性. 6年前に経腹直筋アプローチで挿入された腹膜透析カテーテルを抜去した3時間後, 抜去創の直下に直径10cmを超える巨大皮下腫瘤が出現した. 手術室で創部の再解放が行われ, 下腹膜動脈断端からの出血が確認されたため, 結紮止血および血腫吸引が行われた. その後の経過は順調であった. 経腹直筋アプローチで挿入された腹膜透析カテーテルを抜去する際には, 下腹壁動脈損傷の可能性を念頭に置く必要がある.

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