ため池の水位変動に伴う露呈後の再冠水がトンボ目幼虫の生息に及ぼす影響

書誌事項

タイトル別名
  • Effects of Re-inundation Afer Surface-exposure by Water Level Fluctuations on Odonate Larvae at a Littoral Zone in an Irrigation Pond
  • タメイケ ノ スイイ ヘンドウ ニ トモナウ ロテイ ゴ ノ サイカンスイ ガ トンボモク ヨウチュウ ノ セイソク ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

水位変動に伴って露呈・冠水が生じやすいため池の浅場を対象に,トンボ目幼虫の出現状況を把握した。満水時水深35cmの浅場において,抽水植物のカンガレイが生育している10ヵ所の区画を選定した。2010年11月の調査では,大半の区画において調査日2日前まで池底表層が露呈していたにもかかわらず,8種68個体が採集された。このことから,露呈が60日程度に及んだ場合も,水位回復に伴って浅場はトンボ目幼虫の生息場として再び利用される可能性があると考えられる。しかし,水草掴まり型であるイトトンボ科が多く出現した区画では,カンガレイの植生密度は決して高くなかったところであった。

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