自動車を用いた津波避難の評価～東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市を事例として～

• 藤生 慎

  金沢大学理工研究域環境デザイン学系

• 高田 和幸

  東京電機大学理工学部建築・都市環境学系

• 中山 晶一朗

  金沢大学理工研究域環境デザイン学系

• 髙山 純一

  金沢大学理工研究域環境デザイン学系

書誌事項

タイトル別名

• Analysis of Countermeasures for Car Evacuation Against Tsunami Using Traffic-Micro Simulation

抄録

東北地方太平洋沖地震後に発生した津波避難では生存者の半数以上が車で避難し、その3分の1が渋滞に巻き込まれていたと報告されており、過度に自動車に頼った避難の危険性を示している。そこで本研究では、津波避難時に、自動車の発生量を抑制するための施策と、発生した交通流の円滑化を図るための施策を提示し、交通流マイクロ・シミュレーションを用いて、それらの施策の評価を試みた。その結果、避難時に発生する自動車数を少なく抑えることが安全な避難につながることが確認された。

収録刊行物

• 日本地震工学会論文集

  日本地震工学会論文集 16 (8), 8_135-8_144, 2016

  公益社団法人 日本地震工学会

キーワード

• 津波避難
• ミクロシミュレーション
• 気仙沼
• 交通渋滞

詳細情報

• CRID: 1390001205357963648
• NII論文ID: 130005166300
• DOI: 10.5610/jaee.16.8_135
• ISSN: 18846246
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jaee/16/8/16_8_135/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可