ポット栽培におけるコナラ苗のセシウム吸収に及ぼす菌根菌の影響  [in Japanese] The effect of mycorrhizal fungi on the uptake of Cs in <i>Quercus serrata</i>  [in Japanese]

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Abstract

土壌中の放射性セシウムの樹木への吸収に及ぼす菌根菌の影響を明らかにするため、当年生のコナラ実生苗へ菌根菌のツチグリを接種した後、安定体セシウムを添加する試験を行った。森林総研本所構内から採取したコナラ種子は発芽させたのち、火山灰土壌(森林総合研究所本所(茨城県つくば市)構内圃場B層)または花崗岩土壌(茨城県日立市入四間町から採取)にて育てた。また、セシウム吸収に及ぼすカリウムの影響を評価するため、肥料としては、通常のホーグランド氏養液のほか、カリウムを除いたものも用いた。菌を接種した1箇月後にポットあたり85 μMの塩化セシウム水溶液を50 ml添加した。その1箇月後、根系の菌根形成を観察し、成長量、コナラ苗地上部のセシウム含量を測定した。今回、接種したツチグリ菌の他、雑菌の混入によると思われる菌根形成も認められた。火山灰土壌で育てた場合の方が花崗岩土壌で育てた場合に比べて、植物体の成長やセシウム濃度は有意に上昇しており、土壌の性質が影響していることが考えられた。

[in Japanese]

Journal

  • The Japanese Forest Society Congress

    The Japanese Forest Society Congress 127(0), 419, 2016

    THE JAPANESE FORESTRY SOCIETY

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