間伐後のスギ林下層群集の集合規則  [in Japanese] Assembly rule of understory vegetation in Japanese cedar plantation  [in Japanese]

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Abstract

間伐による林床の光環境の改善が多様性を内包した植物群集の形成に一定の効果をもたらすことが明らかになっているが、群集形成プロセス についての知見は少な い。群集形成プロセスは、1)局所的な環境要因によって規定される、2)確率に依存した移入によって規定されるプロセス、に分けるこ とができる。前者が卓 越する場合は間伐処理によって、群集構造をコントロールすることが可能であり、施業による多様性保全への効果が見込まれる。しかし、 後者が卓越する場合 は、間伐よりも、移入の確率の高い場所を選択するといった「ゾーニング」がより有効であると考えられる。そこで、本研究では間伐前後 の群集構造の規定要因 を明らかにし、人工林内の多様性保全のための間伐の有効性について検討した。間伐による多様性増加は本研究においても認められたが、 間伐後の群集構造を規 定する直接的な要因は周囲のシードソースからの移入であることが明らかになった。したがって、移入の確率の高い場所を選択した上で、 周囲からの移入を促進 するための間伐をおこなうことが、人工林における植物の多様性保全のための効率の良い方法であると考えられる。

[in Japanese]

Journal

  • The Japanese Forest Society Congress

    The Japanese Forest Society Congress 127(0), 541, 2016

    THE JAPANESE FORESTRY SOCIETY

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