グライド抑制工施工地におけるスギ植栽木による斜面積雪安定度の経年変化とその定量化  [in Japanese] Secular changes of snow stability by planted Sugi-trees and their quantification constructed of wooden anti-glide tripod  [in Japanese]

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【目的】全層雪崩が常襲し草地化が進んだ多雪地帯の急傾斜地において木製杭を用いた森林造成法の確立が求められている。本報では、グライド抑制三角枠工の施工地において植栽から幼齢期にかけて埋雪期を脱し雪上直立木となったスギ植栽木の立木密度から斜面積雪安定度の定量化を試みた。【方法】8~13年経過した富山県内5箇所の施工地において毎木調査を複数年実施し、スギ植栽木の生存率や樹高成長の経年推移を調べるとともに、最大積雪深に対する平均樹高の比と直立木の出現割合(生存木に対する)との関係を求めた。つぎに植栽密度(2550本/ha)に、植栽木の生存率、直立木の出現率を乗じて求めた直立木の立木密度を、斜面積雪の安定に必要とされる直立木の立木密度1000本/ha(既往文献)で除して斜面積雪の安定度を算出した。【結果】スギ植栽木の幼齢期までの樹高成長は収穫表の二等級に概ね相当し、一般造林地と同等の比較的良好な成育を示した。最大積雪深1.5、2.0、2.5mについてスギ植栽木による斜面積雪の安定度の経年推移をモデル化したところ,同安定度が概ね1に達するのにそれぞれ植栽から8、11、17年を要することが分かった。

[in Japanese]

Journal

  • The Japanese Forest Society Congress

    The Japanese Forest Society Congress 127(0), 611, 2016

    THE JAPANESE FORESTRY SOCIETY

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