広葉樹林化は周辺の獣害リスクを高めるか?  [in Japanese] Does the process of leading conifer plantations to broadleaf forests raise the risk of forest damage by wildlife ?  [in Japanese]

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Abstract

現在、国内において経済林として維持するのが困難と予想されるスギ・ヒノキ・カラマツなどの人工林を、広葉樹林へと転換し、環境保全機能や広葉樹材生産機能など、新たな価値を発揮させるための技術開発が求められている。これまでの研究によって、人工林に広葉樹の若い稚樹を定着させるための要素技術の開発までは進められてきた。しかし、広葉樹林化の体系化には依然として課題が残り、広葉樹林化施業が周辺の健全な人工林に及ぼす病虫獣害のリスクを評価・予測する技術はその一つである。そこで本研究では、広葉樹林化施業地周辺の病虫獣害の発生状況を調査し、広葉樹林化施業のリスクを評価・予測し、それを回避できるような景観配置計画を設計する技術を開発することを目的とした。特にここでは、ニホンジカによる剥皮被害のリスクがどのような環境条件下で高まるのか、日本全国のマクロスケールによる空間解析を試みた。その結果、広葉樹林化施業地周辺の剥皮被害リスクに対し、周辺環境の景観構造は寄与せず、ニホンジカの定着の有無や被害地点との距離が被害リスクと関係することが明らかになった。ここから、被害の回避に関して東西日本でのシナリオを考察した。

[in Japanese]

Journal

  • The Japanese Forest Society Congress

    The Japanese Forest Society Congress 127(0), 435, 2016

    THE JAPANESE FORESTRY SOCIETY

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