08測−24−ポ−10 介護労働者におけるストレス要因の性差、年代間差、および経験年数間差

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抄録

<p> 超高齢化社会を迎え、今後介護労働者の大幅な増加が予想される。一方、介護労働者は、身体的・精神的ストレス、および賃金・待遇問題や職場での人間関係に関するストレスが要因となり、高い離職率が問題視されている。本研究は507名の介護労働者を対象にストレス要因(身体、精神、賃金や待遇、および利用者との関係)に関する調査を行った。仕事以外の日常生活においてストレスを「多いに感じている」と「やや感じている」と回答した351名(女性269名と男性82名)を分析対象とした。解析の結果、いずれのストレス要因も性と経験年数の異なる群間に有意差は認められなかった。身体と精神的ストレス要因は、年代間に有意差が認められ、多重比較検定の結果、前者は30~50歳代の方が60歳代より、また後者は20~40歳代が60歳代よりストレスを感じていた。結論として、60歳代の介護労働者は、30~50代に比べ人生及び介護経験の豊富さから身体的及び精神的ストレスを感じないで要領よく介護の仕事をこなしていると推察される。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680782261888
  • NII論文ID
    130005245248
  • DOI
    10.20693/jspehss.67.227_1
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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