09方−25−口−05 震災避難者の体操教室参加に伴う心理プロセスの一事例:複線径路等至性モデル(TEM)を用いた分析

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抄録

<p> 2011年3月11日の東日本大震災以降、避難者の避難先における新たなコミュニティの形成および維持は今もなお重要課題であり、各地で様々な復興支援活動が継続されている。特に、運動は「他者との『絆』を形成するための『交流の場』として、とても重要な価値がある」(Wylleman、2000;森、2008)とされていることから、運動を媒介とした復興支援活動が多数展開されている。発表者らも2012年より茨城県つくば市において、福島県からの避難者と地元住民とのコミュニケーションの促進を目的とした体操教室を開催している。本研究では、東日本大震災時の福島第一原子力発電事故により茨城県に避難した後、避難先住民との交流を目的とした体操教室に継続的に参加したA氏の語りから、教室参加に伴う心理プロセスについて事例的に検討した。その結果、初めて教室に参加してから継続的な参加に至るまで、はじめは不承不承に参加していたが、地元の人とのつながりを得て、明確な目的を持って参加するようになったという心理プロセスが明らかとなった。またそれぞれの過程において、様々な社会的助勢が存在している可能性が示唆された。</p>

収録刊行物

  • 日本体育学会大会予稿集

    日本体育学会大会予稿集 67(0), 243_2-243_2, 2016

    一般社団法人 日本体育学会

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