10保−26−口−16 大学柔道選手のスポーツ傷害とストレス反応、競技特性不安との関連について

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抄録

<p> 本研究は、大学柔道選手のスポーツ傷害と心理社会的要因との関連を明らかにすることを目的に、自記式質問紙調査による前向き調査(調査時期は1回目2012年、2回目2013年)を行った。分析対象は1回目調査時点にて傷害のない男女柔道部員(n=184)とした。ロジスティック回帰分析の結果、1年間の傷害発生に影響する変数(カッコ内はオッズ比)として、傷害歴の有無(6.49)とストレス反応の合計点(1.05)、競技特性不安の「動作の乱れ」(0.86)が選択された(p<0.05)。そこで、ストレス反応の高低と傷害発生の有無により群分けした結果、受傷群の35%はストレス反応が低く、非受傷群の44%はストレス反応が高いことがわかった。次に、動作の乱れの高低と傷害発生の有無により4群に群分けし、Kruskal-Wallis検定を行った結果、動作の乱れが低い受傷群は動作の乱れが高い非受傷群に比して、自己価値感が高く、対人依存型行動特性、競技特性不安が有意に低かった(p<0.05)。受傷群には、ストレス反応と競技特性不安が高い者と低い者がおり、傷害予防の介入を行う上では、これらの点を考慮に入れる必要がある。</p>

収録刊行物

  • 日本体育学会大会予稿集

    日本体育学会大会予稿集 67(0), 285_1-285_1, 2016

    一般社団法人 日本体育学会

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