14介−26−ポ−01 加齢関連認知低下と運動機能および認知機能との関連性
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- 三島 隆章
- 大阪体育大学
抄録
<p> 中高齢者において加齢関連認知低下(AACD)と判定された場合、認知症へ移行するリスクが高いことが認められていることから、AACDの早期発見は認知症への移行を予防するうえでたいへん重要である。そこで本研究では、神経心理学的スクリーニングとスマートフォンを使用した運動機能および認知機能の測定結果との関連性について検討することを目的とした。被験者は介護認定を受けている中高齢者の男女60名であった。スマートフォンを使用した運動機能の測定項目としてTimed up and goテスト、認知機能の測定項目としてTrail making test-Bおよび数唱テストを実施した。神経心理学的スクリーニングとしてファイブコグテストを行い、年齢、性別、教育年数を考慮した総合ランク得点を算出し、問題なし群、AACDの可能性群、認知症の可能性群の3群に分け、比較した。Trail making test-Bおよび数唱テストにおいて、問題なし群と認知症の可能性群との間に有意な差異が認められたが、AADCの可能性群と他の2群とは有意な差異は認められなかった。</p>
収録刊行物
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- 日本体育学会大会予稿集
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日本体育学会大会予稿集 67 (0), 352_1-352_1, 2016
一般社団法人 日本体育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680780896896
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- NII論文ID
- 130005245663
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- ISSN
- 24241946
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可