02社−24−口−07 高校バスケットボール指導者にみる暴力行為の実態と指導信条  [in Japanese]

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<p> 本研究では、2012年の「体罰」事件以降の時期に焦点を絞り、高校のバスケットボール指導者の暴力行為の実態を明らかにすることを目的にする。2015年の高等学校総合選手権大会でベスト32以上に進出した19都道府県の指導者を対象に、2016年3月に郵送調査を行った。回答者の40.1%は、選手時代に指導者からの暴力行為を受けていた。22.1%の指導者が「体罰」事件以前に暴力行為を選手に行ったことがあると回答した。一方で、2013年1月以降の時期では、5.8%の指導者が暴力行為を行っていた。この結果から、「体罰」事件以降に、暴力行為を行うバスケットボール指導者の数が少なくなったと考えられる。しかし、暴力行為の範囲を「ボールを投げつける」、罰走、暴言という項目まで拡大すると、28.8%まで暴力行為を行った指導者の比率は高くなった。以上の結果から、「拳で殴る」や「平手打ち」等の暴力行為は少なくなった一方で、暴言や身体的な苦痛を伴う懲戒などは依然として一部の高校バスケ部で行われていることが示唆された。さらに、先行研究の指摘通りに、暴力指導を受けた指導者ほど、選手に暴力行為を行う傾向が確認された。</p>

Journal

  • Japan Society of Physical Education, Health and Sport Sciences Conference Proceedings

    Japan Society of Physical Education, Health and Sport Sciences Conference Proceedings 67(0), 98_1-98_1, 2016

    Japan Society of Physical Education, Health and Sport Sciences

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