高齢者の元気長寿

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  • 虚弱化予防からスポーツ参加

抄録

<p> 日本人の平均寿命が90年の間に男女とも約2倍に延伸し、2016年のWHO発表によると女性86.8歳(世界1位)、男性80.5歳(世界6位)となっている。また、2000年から2015年にかけて世界の平均寿命が5年も長くなっているらしい。寿命の延伸やスポーツ人口の増加とともに、高齢者がlife enjoyment目的や健康増進目的で運動・スポーツに勤しむケースが格段に増えてきている。従来では、心不全、腎不全、肝疾患などに対しては運動を控える指示が出ていたが、最近では推奨される例が多い。運動の医療的効果が過剰に発信されるせいか、アメリカスポーツ医学会(ACSM)はEIM (= Exercise Is Medicine) とまでプロパガンダするようになっている。</p><p> 今回のシンポジウムでは、ワールドマスターズゲームズ2021組織委員である東直也氏にスポーツライフの真髄について熱く語ってもらう予定である。司会の田中喜代次(筑波大学)は、27年にわたる中高年者(有疾患者)の運動習慣化生活の実態、体力の推移、老化抑制効果などを紹介し、かつ自身のスポーツライフの実態について語る予定である。また、吉中(京都学園大学)は、介護予防(フレイル予防、寝たきり予防)に向けて導入している京都式総合介護予防プログラムとレクリエーションの実際についてプレゼンしていただくこととなっている。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205804507520
  • NII論文ID
    130005245766
  • DOI
    10.20693/jspehss.67.71_1
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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