廃棄物焼却施設からの排煙に含まれる六価クロムの測定

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タイトル別名
  • An Analytical Method for Trace Levels of Hexavalent Chromium in Stack Gas using Ion Chromatography

抄録

六価クロムは特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律(PRTR法)の対象物質であり,その集計結果より,六価クロムを含む廃棄物が廃棄物焼却施設に運ばれていることが明らかとなっている。しかし,排ガス中に含まれる微量の六価クロムの測定法が十分に開発されていなため,廃棄物焼却処理施設からの排ガスに含まれる六価クロムの報告例は少ない。六価クロムは大気汚染防止法において優先取組物質に指定されている発がん性物質の一つであることを考えると,廃棄物焼却施設からの排ガスを通した六価クロムの環境排出量の把握が重要である。そのため,排ガス中の六価クロムの適切な測定法の開発が求められている。本研究では、従来の1,5-ジフェニルカルボヒドラジドによるポストカラム誘導体化を用いたイオンクロマトグラフィーによる分析法を改良することで,六価クロムの分析方法の定量下限値の低減を試みた。

収録刊行物

詳細情報

  • CRID
    1390001205589669248
  • NII論文ID
    130005250781
  • DOI
    10.14912/jsmcwm.27.0_507
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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