書誌事項
- タイトル別名
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- THE EFFECT OF SMALL FLUCTUATION OF ATOMOSPHERIC PRESSURE AND TIDE TO DEVELOPMENT OF SEICHE AROUND KYUSHU COASTAL AREA
抄録
2009年2月に観測された九州西岸域における顕著なあびきを対象に,その要因とされる微気圧変動との対応を定点観測資料から調べた.また,気象庁再解析値を外力条件に用いた長波伝播計算により,メソスケールの気象因子が及ぼす影響を調べた.また,理想的な微小気圧波を仮定し,その移動により生じる水位変動から微小気圧波のみの作用による影響を調べた.最後に潮汐変動があびきに及ぼす影響について,同様に理想的な微小気圧波を用いた数値実験を実施した.その結果,メソスケールの気象要因からは顕著なあびきの発達は確認できず,また数hPa程度の振幅を持った理想的な微小気圧波は短期的に生じる顕著なあびきを表現し得ることが示された.また潮汐変動の有無によってあびきの振幅や減衰までの時間に顕著な変化が見られた.
収録刊行物
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- 土木学会論文集B3(海洋開発)
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土木学会論文集B3(海洋開発) 72 (2), I_312-I_317, 2016
公益社団法人 土木学会
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詳細情報
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- CRID
- 1390001205352665216
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- NII論文ID
- 130005263203
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- ISSN
- 21854688
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可