第3世代モデルSWANに基づく波浪推算結果に及ぼす各種パラメータの影響解析

書誌事項

タイトル別名
  • ANALYZING THE EFFECTS OF INPUT PARAMETERS ON WAVE COMPUTATIONS BASED ON THE THIRD GENERATION MODEL SWAN

抄録

第3世代波浪推算モデルSWANの特性を調べるため,一様風とstormの各条件に対して波の発達・減衰式と海面抵抗係数Cdや時空間解像度を変えた計算を行った.主要な結果として,一様風条件に対し 1) 摩擦速度u*表示の無次元エネルギーε*と無次元吹送距離F*の関係は発達・減衰式の種類により相違し,いずれのε*も経験式による値を上まわる.とくにJanssen式は最も大きいε*を与える.ε*F*関係に及ぼすCd式の影響は無視しうる.2) ε*F*関係に及ぼす風速U10の影響はみられない.また,ピーク周期と平均周期の間の勾配値は経験値1.1に近い値をとる.storm条件に対し 3) 各種パラメータ条件下のSWANは高い精度を与えるが,最大波高へのCd式や発達・減衰式の影響はある程度有意である.4) 空間解像度の影響はみられないが,計算時間間隔の影響はJanssen式の場合に有意である.

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参考文献 (7)*注記

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