地形効果による寄り回り波の波浪特性

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  • WAVE CHARACTERISTICS OF ‘YORI-MAWARI WAVE’ CAUSED BY TOPOGRAPHIC EFFECTS
  • WAVE CHARACTERISTICS OF ‘YORI-MAWARI WAVE’ CAUSED BY TOPOGRAPHIC EFFECTS

抄録

冬季の富山湾では「寄り回り波」と呼ばれる高波浪が年に数回程度発生する.特に被害の大きかった2008年2月の寄り回り波では,富山港で最大有義波高9.92 m,最大有義波周期16秒を観測した.この被災を機に,寄り回り波のハインドキャストと予測についての研究が多数行われ,波浪推算モデルの精度の向上が図られている.しかし,輪島や直江津といった外洋に面した地点では精度がよい一方で,富山港および伏木港では大きな誤差が生じる.この原因はいまだ明らかになっていない.<br> 本研究では,その原因に対し富山湾の複雑な地形に着目し,波浪の変形としての回折と屈折について波浪エネルギー平衡モデル(SWAN)を使い数値的に調べた.その結果,適切な解像度により有義波高および有義波周期の精度向上が可能となった.

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