銀イオンを用いた透明エレクトロクロミック素子の窓への応用と熱遮蔽効果の検討

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タイトル別名
  • A Study on the Variable Heat-Shielding Effect of the Window Pane Made of a Transparent Electrochromic Device Based on a Silver Ion Redox Pair
  • ギン イオン オ モチイタ トウメイ エレクトロクロミック ソシ ノ マド エ ノ オウヨウ ト ネツ シャヘイ コウカ ノ ケントウ

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抄録

<p>銀イオンを電極の表面形状や,印加ポテンシャルによって電着し,鏡⇔透明⇔黒に変化するエレクトロクロミズムの機能をもつ素子を,建築物の窓に用いることによって,日射を任意に透過・遮蔽することが期待できる.これより,鏡⇔透明⇔黒の3つの状態を有する銀イオンを用いた透明エレクトロクロミック(EC)素子を用いて窓を作製し,縮小したモデルハウスに取り付け,ソーラーシミュレータで照射してモデルハウス内部の温度変化と窓の透過率との関係を調べた.透明EC素子を用いた窓を鏡状態にして遮光することにより,4.4°Cの温度低下が観測され,温度上昇を抑制できることを確認した.したがって 「透明EC素子を用いた窓」 は,夏季の冷房器具の代替として大きな役割を果たすことが期待される.</p>

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