没入型ヘッドマウントディスプレイの認知心理学実験への活用事例

  • 近藤 敏之
    東京農工大学大学院工学府情報工学専攻
  • 長嶺 伸
    東京農工大学大学院工学府情報工学専攻
  • 大村 優慈
    国際医療福祉大学小田原保健医療学部理学療法学科
  • 矢野 史朗
    東京農工大学大学院工学府情報工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Use Cases of an Immersive Head Mounted Display for Cognitive Psychological Experiments

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抄録

本解説では,誰もが手軽に導入可能なポータブル実験系の一例として,没入型ヘッドマウントディスプレイ(head mounted display; HMD)の活用を取り上げる.Oculus Riftに代表される没入型HMDは,(1)周辺視野まで覆う広視野角,(2)左右独立の映像提示による立体視ならびに(3)頭部運動トラッキングによる映像追従機能等により,従来のHMDとは一線を画す没入感を実現しており,認知心理学実験において視覚刺激を提示する手段として十分利用可能である.またスマートフォンを用いて没入型HMDを実現するGoogle Cardboardなどの技術もあり,誰もが比較的容易に導入することが可能である.本解説では,現在我々のグループで取り組んでいる没入型HMDの活用事例について述べるとともに,具体的な実装手順について紹介する.

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