ナノ多孔体を用いた光触媒材料の設計と環境浄化への応用

• 亀川 孝

  大阪大学大学院工学研究科マテリアル生産科学専攻 大阪府立大学21世紀科学研究機構ナノ科学・材料研究センター

• 桑原 泰隆

  大阪大学大学院工学研究科マテリアル生産科学専攻 京都大学触媒・電池元素戦略ユニット

• 山下 弘巳

  大阪大学大学院工学研究科マテリアル生産科学専攻 京都大学触媒・電池元素戦略ユニット

書誌事項

タイトル別名

• Design of TiO₂-loaded Porous Siliceous Materials and Application to Photocatalytic Environmental Purification
• Design of TiO₂-loaded Porous Siliceous Materials and Application to Photocatalytic Environmental Purification

抄録

ゼオライトやメソ多孔性シリカなどのナノ多孔体は，特有の機能を示すことから様々な研究分野で活用されている。二酸化チタン（TiO₂）光触媒の担体としての利用も検討されている。より高効率な反応系の設計や光触媒性能を向上させるに際し，表面特性やナノサイズでの形態・構造制御により，それら固有の特性を高めると同時に新しい機能も付与することができる。本総説では，主に，水中や空気中の有機分子を対象として，高効率な吸着濃縮と分解を経る光触媒反応による環境浄化への応用を目的としたTiO₂とナノ多孔体の複合材料の設計に関する我々の最近の取り組みについて紹介する。種々の修飾手法により，組成，表面特性，細孔構造や他の機能を制御した複合材料を中心に概要を述べる。

収録刊行物

• Ｊｏｕｒｎａｌ　ｏｆ　ｔｈｅ　Ｊａｐａｎ　Ｐｅｔｒｏｌｅｕｍ　Ｉｎｓｔｉｔｕｔｅ

  Ｊｏｕｒｎａｌ　ｏｆ　ｔｈｅ　Ｊａｐａｎ　Ｐｅｔｒｏｌｅｕｍ　Ｉｎｓｔｉｔｕｔｅ 59 (5), 165-173, 2016-09-01

  公益社団法人 石油学会

キーワード

• Zeolite
• Mesoporous silica
• Hierarchical architecture
• Titanium dioxide photocatalyst
• Surface modification
• Organics decomposition

詳細情報

• CRID: 1390001205188908160
• NII論文ID: 130005277168
• NII書誌ID: AA11590615
• DOI: 10.1627/jpi.59.165
• ISSN: 1349273X
• ISSN: 13468804
• NDL書誌ID: 027629594
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I027629594
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpi/59/5/59_165/_pdf
• 本文言語コード: en
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可