宇宙天気監視の現状と将来

  • 石井 守
    国立研究開発法人 情報通信研究機構 宇宙環境研究室

書誌事項

タイトル別名
  • Current Status and Future of Space Weather Monitoring
  • 特集 安心・安全な宇宙利用のために(第1回)宇宙天気監視の現状と将来
  • トクシュウ アンシン ・ アンゼン ナ ウチュウ リヨウ ノ タメニ(ダイ1カイ)ウチュウ テンキ カンシ ノ ゲンジョウ ト ショウライ

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抄録

<p>近年,宇宙利用の総合的な安全安心を意識した“宇宙状況認識”(Space Situation Awareness : SSA)の検討が各国で進められている.これは,宇宙デブリ,地球近傍天体および宇宙天気を総合的に検討することで総体としての宇宙の安全利用を議論するものであり,米国では20世紀後半,欧州でも2005年頃から盛んに検討されている.また,航空運用など社会基盤における宇宙天気情報の利用検討も複数の国際機関において進んでいる.一方我が国では,宇宙デブリに関する議論は活発に行われるものの,宇宙天気情報の社会利用については進んでいないのが現状である.本特集では,宇宙天気の社会利用についての議論の現状を紹介するとともに,デブリ・地球近傍天体の専門家との情報交換を通じ,我が国におけるSSAの在り方について議論を深めることを目的としている.</p>

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