書誌事項
- タイトル別名
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- EVALUATION OF ATMOSPHERIC AND OCEANIC ENVIROMENTS GOVERNING INTENSITY OF TYPHOON AND STORM SURGE
- タイフウ ・ タカシオ キョウド オ シハイ スル タイキ ・ カイヨウ ブツリ カンキョウジョウ ノ トクテイ ト ソノ エイキョウ ヒョウカ
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抄録
気候変動後の具体的変化として想定される海水面温度(SST),対流圏及び成層圏の気温(TAT,SAT),相対湿度(RH)の変化が,台風とその高潮の強度に与える影響を評価した.CMIP5・RCP8.5シナリオにおけるアンサンブル平均SST,TAT・SAT,RHの将来変化量を独立に加味した疑似気候変動場で,メソ気象モデルを用いて台風を数値計算し,その結果を外力として高潮を算定した.先行研究と同様にSSTの上昇は台風・高潮強度を増加させた.一方でTAT・SATの変化は台風・高潮強度に負の影響を与えること,RHの変化は台風・高潮強度への影響が少ないことを数値モデルで明らかにした.TAT・SATの変化を考慮したケースでは,台風下の潜熱フラックスが減少していた.さらに,SSTが高く,TATが低い大気・海洋物理場は,台風・高潮強度を増加させる潜在的可能性があることを明らかにした.
収録刊行物
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- 土木学会論文集B2(海岸工学)
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土木学会論文集B2(海岸工学) 72 (2), I_1495-I_1500, 2016
公益社団法人 土木学会