ヤンゴン川合流域における潮流特性に関する研究

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タイトル別名
  • TIDAL FLOW CHARACTERISTICS IN YANGON RIVER CONFLUENCE
  • ヤンゴン カワイ リュウイキ ニ オケル チョウリュウ トクセイ ニ カンスル ケンキュウ

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抄録

ヤンゴン川はミャンマーの首都ヤンゴン付近でバゴー川と合流してマルタバン湾に注いでいる.この合流域では河川流と潮流による複雑な流れが生じ,その作用による土砂堆積が船舶航行上の問題となっている.本研究では,まず現地調査を実施し,合流部周辺での水位計測および定点カメラ撮影による流況観測を通して潮汐伝播や流況の特性を調べた.さらに,現地で得られた知見をもとに数値モデルを構築し,合流部の流況を詳細に再現した.その結果,合流部では乾季は潮流が支配的であり,雨季も盛期以外は河川流の影響は相対的に小さいことが示された.合流部の流況は潮流の位相によって複雑に変化し,特にバゴー川での非対称な潮流が合流部の土砂堆積に関わっていることが示唆された.

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