アカゲザル体性感覚野における高密度柔軟電極を用いたSEP計測

DOI
  • 海住 太郎
    大阪大学大学院 生命機能研究科
  • 土居 慶市
    大阪大学大学院 生命機能研究科
  • 横田 将志
    大阪大学大学院 生命機能研究科
  • 渡邉 慶
    情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センター(CiNet)
  • 井上 雅仁
    情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センター(CiNet)
  • 安藤 博士
    情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センター(CiNet)
  • 高橋 和貴
    シカゴ大学 有機体生物学解剖学科
  • 吉田 史章
    大阪大学大学院 医学系研究科 脳神経外科
  • 平田 雅之
    大阪大学大学院 医学系研究科 脳神経外科
  • 鈴木 隆文
    情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センター(CiNet)

書誌事項

タイトル別名
  • Spatiotemporal dynamics of SEP recorded with high density flexible electrode arrays in the somatosensory area of Rhesus Macaque

抄録

<p>Brain machine interfaceの臨床応用に向け、低侵襲度・高情報量というバランスのとれた計測手法として皮質脳波(Electrocorticogram, ECoG)計測が注目されている。腕運動等のデコーディング精度向上に向けて、ECoG電極の多点化高密度化を目指す研究が進んでいるが、実際にその有効性を評価した報告はこれまで少なかった。今回我々は自作した多点高密度電極の有効性を評価するため、アカゲザルでの体性感覚誘発電位(SEP)を対象とした計測および評価を行った。まずパリレンをベースとした96chの柔軟電極を作成した。電極は350ミクロン四方の金とし、電極間距離は700ミクロン、厚さは20ミクロンとした。手術では中心溝を慎重に開いたのち、1野および3b野に電極を留置した。プロポフォール麻酔下に反対側の手の5指それぞれに複数強度での電気刺激を行い、皮質脳波電極によるSEPが計測できた。得られたSEPの空間的パターンを解析した結果、従来の針電極を使用した先行研究と概ね一致する結果が得られた。加えて、サポートベクターマシンを用いた刺激指と刺激強度の推定を行い、高い推定精度を得ることができた。</p>

収録刊行物

  • 生体医工学

    生体医工学 54Annual (28PM-Abstract), S372-S372, 2016

    公益社団法人 日本生体医工学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205269562240
  • NII論文ID
    130005285495
  • DOI
    10.11239/jsmbe.54annual.s372
  • ISSN
    18814379
    1347443X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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