植物油脂を用いるバイオマスプラスチックの開発動向

• 宇山 浩

  大阪大学大学院工学研究科

書誌事項

タイトル別名

• Developing Trend of Biomass Plastics Based on Plant Oils
• ショクブツ ユシ オ モチイル バイオマスプラスチック ノ カイハツ ドウコウ

抄録

植物油脂を基盤とするバイオプラスチックの研究動向を紹介する。大豆油や亜麻仁油のエポキシ化物を酸無水物と硬化させることで高性能ネットワークポリマーが創製された。また，エポキシ化植物油脂の硬化物をセルロース等のバイオフィラーと複合化することにより，油脂ポリマーの物性が向上した。ナイロンのモノマー合成に用いられるヒマシ油を原料とするポリウレタンフォーム用のポリオールが開発された。ヒマシ油を開始剤とする乳酸あるいはラクチドの重合により得られる分岐状ポリ乳酸はバイオプラスチック用の可塑剤や結晶核剤として作用する。

収録刊行物

• Oleoscience

  Oleoscience 14 (3), 117-122, 2014

  公益社団法人 日本油化学会

キーワード

• biomass plastics
• plant oils
• coating
• composites

詳細情報

• CRID: 1390001204483136640
• NII論文ID: 130005308218
• NII書誌ID: AA11503417
• DOI: 10.5650/oleoscience.14.117
• ISSN: 21873461
• ISSN: 13458949
• NDL書誌ID: 025290138
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I025290138
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/oleoscience/14/3/14_117/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可