落石衝撃力に及ぼす敷砂緩衝材の底面境界剛性の影響に関するDEM解析

• 内藤 直人

  名古屋工業大学大学院 工学研究科

• 前田 健一

  名古屋工業大学 都市社会工学科

• 今野 久志

  土木研究所寒地土木研究所 寒地構造チーム

• 牛渡 裕二

  構研エンジニアリング 防災施設部部

• 鈴木 健太郎

  構研エンジニアリング 防災施設部部

• 川瀬 良司

  構研エンジニアリング

書誌事項

タイトル別名

• THE EFFECT OF BOTTOM BOUNDARY RIGIDITY OF SAND CUSHION ON ROCK FALL IMPACT FORCE USING DEM

抄録

敷砂緩衝材の底面境界の剛性と落石衝突時に生じる衝撃力の関係を把握するため，二次元DEM解析によって異なる底面境界剛性を有する緩衝材中の応力波伝播挙動について調べた．主な結果は以下のとおりである．1)二次元DEM解析でロックシェッド頂版を弾性梁で簡易的にモデル化した場合，緩衝材下部が剛基礎条件の場合に比べて落体衝撃力の最大値は小さく，構造体条件の方が継続時間は長くなるという実験結果を定性的に表せることを確かめた．2)緩衝材底面で反射して上向きに伝播する反射応力波が通過した部分から構造体条件の平均主応力が剛基礎条件に比べて小さくなる．3)構造体条件では落石の自由落下衝突によって緩衝材底面境界が下向きに変位する分，剛基礎条件に比べて底面境界付近の粒子群が低密度化するため，反射応力波の平均主応力が小さくなる．

収録刊行物

• 土木学会論文集Ａ２（応用力学）

  土木学会論文集Ａ２（応用力学） 72 (2), I_429-I_440, 2016

  公益社団法人 土木学会

キーワード

• rock fall
• rock shed
• sand cushion
• impact force
• impact response displacement
• DEM

詳細情報

• CRID: 1390001205351107072
• NII論文ID: 130005311853
• DOI: 10.2208/jscejam.72.i_429
• ISSN: 21854661
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscejam/72/2/72_I_429/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可